現場力の向上が課題。
新設プラントの労務アウトソーシング

日産グループの物流機能を担う中核企業として、国内外で輸送・保管・流通加工など幅広い物流サービスを提供している日産物流株式会社。

 同社、東日本支店では2025年に本格稼働予定のプラント新設に伴いスリーブのHRサービス(=業務請負)をご契約頂きました。その際に抱えていた課題や契約後の状況、また今後についてなどを含めて、 折(おり)取締役 東日本支店長にお伺いさせて頂きました。

折 取締役 支店長

導入前に感じていた課題を教えてください。

 この売り手市場の中で、いかにして一定の人員を確保できるか、さらに言えば入社した人材がマニュアルを遵守しながら安全に機械装置の操作を行い、もしも現場でイレギュラーが生じた際には積極的に声を上げ、危険と判断すれば、安全を第一に自主避難が行えるなど、仕事だけではなく環境や習慣へ馴染んでもらえるような教育を行い、”現場力”を高める事が課題だと考えていました。

スリーブのサービスを導入した理由はなんでしょうか。

 新たなプラントを立ち上げる計画が持ち上がっていましたが、人員面ではグループ会社、協力会社ともに苦慮していた状況でした。そこでスリーブさんでは今回のようなプラントを稼働した実績を持っており、サービス提供時にはそのノウハウを持った人員も含めて提供頂けるとの事だったので今回、新たにスリーブさんへ依頼する事で社内でも意見が合致しました。

実際の成果や進捗状況はいかがでしょうか。

 まず今回のような業務を進める上では様々なスケジュールを組むわけですが、期日までに規定の人員を揃えなくてはならず、理想として熟練工の方に、ノウハウを発揮してもらいながらも若い方にその技術や知識を継承していく。そんな現場のバランスを考えて、今回は若い方に比重を置いた現場にしてもらえるよう依頼をした結果、予定通りに人員を揃えて頂きました。皆さん若く活力があり、様々な事を覚えて頂く上でスピードアップに繋がっていると思います。

 現在、11名の方が入職頂いており、すでに機械装置のシュミレーションや、フォークリフト、ホイルローダーなどの重機の訓練も行われていて大変スムーズな進捗だと伺っています。この状況は関係各社に対しても強力なアピールポイントになっていますね。

最後に、スリーブについてはどう思われていますか。

 現場のノウハウをもっていて、タイムリーに人材を供給出来る事は非常に大きなポイントです。現在は、弊社が抱えている複数の事業所において、安定的かつ迅速な人員の提供を行って頂いている点は、最大の長所だと思っています。また、その中で培われるスキルや経験値は今後新たな依頼に繋がるきっかけになるのではないかと期待しています。